Nekohana Blog

くうねるくらす旅をする

東京まち歩き*美術と町並みを楽しむ上野周辺のふり返り

先月、東京に行ってきました。

美術館もあって、お手頃な値段でランチも食べれて、程よく散策も楽しめる…東京にも、こんな場所があったのか!!と感激した1日をふり返っていきたいと思います。

1.スケジュール

まずはスケジュール全貌。

11:00 上野の東京都美術館で展示観賞

13:00 日暮里方面へGO!

13:30 八代目 傳左衛門めし屋で昼ごはん

14:30 まち歩き

16:30 日暮里駅から次の予定へ

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2.美術といえば上野!

わたしが東京に行くとき、チェックするエリアが2つあります。それは六本木と上野。

現代アートなら六本木、美術なら上野、という具合に大まかに見ています。

上野には世界遺産にもなっている国立西洋博物館をはじめ、東京都美術館、上野の森美術館、さらに東京国立博物館が上野公園内に集結しています。

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友達がチケットを用意してくれたということもあり、今回は東京都美術館に行ってきました!

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展示していたのは『奇形の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド』

画家は近年になって人気を博している伊藤若冲をはじめ、岩佐又兵衛、狩野山雪、曽我蕭白、長沢芦雪、歌川国芳など合わせて8名。豊かな想像力、奇想天外な発想に満ちた江戸時代の絵画が魅力の展示でした。

初めてみた伊藤若冲の絵画は、力強さと繊細さが入り混じり、世間でいわれる「凄さ」を体感しました。力強さを感じるのは生命力があふれるから、繊細さを感じるのは描写が実に細く細かいからです。圧倒されるし、1枚で何日も過ごせるくらいに飽きない作品が多かったです。

持参した単眼鏡でじっくり見る人もいました。ベテランになると準備も違うなぁ。

それでも、今回わたしが好きになったのは長沢芦雪でした。

なんてったってユニークさが抜き出てるから!!牛や犬を忠実に描いてるのかもしてないけど、「なんでこの表情を選んだん!?(笑)」と吹き出してしまう絵が多かったんですよ。

見応えある絵画のなかで、ほどよいゆるさのある長沢芦雪の絵画はまさに癒しでした。

 

3.町歩きは日暮里方面へ!

美術館の観賞がおわったらランチです。東京藝術大学の前を通りながら日暮里方面に向かうと、突如住宅地が出現。人も少ない。「東京=ビル群、東京=人混み」の思い込みは間違っていたんだと気づいた瞬間でした。

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昭和のレトロな木造家屋を活用したお店がちらほら出てきたあたりでお昼ごはん。

今回は八代目 傳左衛門めし屋でとろさば定食をいただきました。

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小鉢も味噌汁も具だくさんで見ため以上に満腹感があり、美味しいお料理でした。メニューも鶏・豚・牛・魚と各種揃っており、友達は豚しゃぶ温野菜定食を頼んでいました。

2階からは空の広い町並みを眺めることもでき、居心地のいい空間でした。

 

さて、ここから日暮里方面に向かうのですが、右手の細い道に入るとこれまた穴場な雰囲気のある一角が出現。

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「谷中ビール」と書かれたお店の奥には、塩とオリーブの専門店「おしおりーぶ」、さらにパン屋もありました。

立ち寄ったのは「おしおりーぶ」

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ズラッと並んでいたのはオリーブオイルと塩のほか、お酢やごまなどの調味料。スタッフさんが、こんな組み合わせでこんなドレッシングができるよ、と色んな味を味見させてくれました。

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悩んだ挙句に買ったのはチェリービネガーサラダシーズニング。この和風ごま味噌のサラダシーズニングにマヨネーズとオリーブオイルで胡麻ドレッシングができるんですよ・・・!料理好きには嬉しい1品をゲットできて満足でした。

 

さらに周辺を歩くと個展が開かれていたのでふらっと立ち寄り。ここが本当に素晴らしかった…!

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映像を焼き付けた葉の展示で、アーティスト・千葉尋さんによる個展でした。

写真を葉っぱにプリントするなんて、おっもしろいなぁ~!どうやってるんやろか、と思っているうちに、いつの間にか千葉さんと3人でお茶をしながら作品やバックグラウンドをお話いただいていました(笑)

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作品は、現地で撮った写真を、現地で採取した葉に転写しているそうです。

葉自体の腐朽具合も相まって、懐かしさがより加速するように感じました。なにを撮ったのかすぐにはわからないけど、答えがあるのも面白い。

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この写真は、石垣島の夕日スポット「石垣御神崎灯台」で撮影した写真だそうです。「この写真、何やと思う?」「船かなぁ、これは人やんねぇ」と作品を話題に話すのも楽しい時間でした。

【参考】千葉尋さんHP

http://hirochiba.com/

瀬戸内芸術祭なんかも、雰囲気があっているアーティストさんなので出展してほしいなぁ。今後もさらに活躍してほしいです。

 

4.ふり返りの感想

上野から日暮里方面は、大阪の中崎町に似た雰囲気がありました。レトロで、落ち着いている町の中に、面白いお店や個展があり、発見する楽しみのある町でした。藝大近くということもあり、藝大生の個展や発表会も時折開催されているみたいです。

東京にも、こんな場所があったんだ、と今でもしみじみ思います。時間の都合で個展のあとすぐに駅に向かってしまいましたが、谷中ぎんざとよばれる商店街にも足をのばしてみたいです。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございます。やっぱり東京は面白い。なんでもある都市ですね。それではみなさん、ごきげんよう。